
南北国時代(統一新羅・渤海)
龍華寺(尚州)
慶尚北道尚州市咸昌邑甑村2길10-13
地図で見る場所紹介
龍華寺(ヨンファサ)は咸昌邑甑村里にある寺院で、龍華寺の創建に関して、誰が、いつ初めて建てたのかは現在正確に知られていない。ただ伝説によれば、ここは本来、新羅・文武王の時に義湘祖師が初めて創建した常安寺の跡地であると伝えられている。朝鮮後期に編纂された『咸昌邑誌』には、この寺を指して「司倉の裏手、玄塔洞に新羅の古刹である大きな寺が位置しており、石造弥勒像2体がある」と記されている。ここでいう石造弥勒像2体こそが薬師殿に奉安された仏像で、石造如来坐像ともう一体の石仏立像であり、いずれも宝物に指定されている。そのほかに伝わる沿革はないが、境内に石塔や石灯、礎石など、さまざまな古い石材片があることから、ここが古い寺跡であることがわかる。法堂の中には石仏立像の宝物と石仏坐像の宝物が各一体奉安されており、境内にも石塔および石塔材、光背片、長台石など多くの石造の部材が、村の近隣に散在していたものを寺の中に集めて保管している。