
朝鮮王朝
三江講堂
慶尚北道 醴泉郡 풍양면 삼강리길 53-14
地図で見る場所紹介
三江講堂は、朝鮮光海君の時代の学者・清風子鄭允穆(1571〜1629)が後進を養成するために建てた建物である。鄭允穆は西原府院君鄭琢の三男で、草書に優れた学者である。西厓柳成龍、寒岡鄭逑の教えを受けて性理学に精通し、特に筆法が卓越して草書の大家として尊敬された。三江講堂の建物は三江村の東側にあり、洛東江辺を望んでいる。講堂の右側には学堂がある。裏手は祠堂があった場所で、現在は撤去されて失われた。講堂は正面4間・側面2間の入母屋屋根の建物である。中央の2間は井楼マルを敷いた大庁で、左右には温突房を1間ずつ設けている。講堂に掛かる「百世清風」という扁額の文字は、鄭允穆が宣祖22年(1589)に父に従って明に行った際、伯夷・叔斉の墓を参拝して帰る途中、その地の文字を模して持ち帰ったものである。学堂は正面4間・側面1間半の切妻屋根の建物で、右側に厨房があり、残る3間には板の間と温突房を設けている。全体的に規模の小さな建物だが、屋根の骨組みや窓枠などに朝鮮中期の古風な建築構造様式をうかがうことができる。