朝鮮王朝사찰
扶安東門安堂山
全羅北道扶安郡扶安邑東仲里
地図で見る場所紹介
扶安東門内堂山は、石柱(堂山)と石長丞一対(おじいさん堂山、おばあさん堂山)から成る堂山である。村の外から不浄なものの侵入を防ぎ、村の平安を祈願する意味で建てられた石柱を中心に、東へ50余mの地点に堂山の木があり、その間の道の両側に一対の石長丞が向かい合って立っている。石柱は花崗岩を削って作られたもので、その頂上に石で彫った鴨が載せられている。石柱の周囲は堂山祭で使われた綱でぐるぐる巻きにされるため、普段は頂上部分の鴨とその下の柱がわずかに見えるだけである。堂山の木の西側には胴体に「上元周将軍」と刻まれた男長丞が頭に毡帽形の帽子をかぶって立ち、東側には「下元唐将軍」と刻まれた女長丞が立っている。女長丞は男長丞より背が高いが、帽子はかぶっていない姿である。村では2年ごとに旧暦の小正月に堂山祭を行う。藁をより合わせて作った綱で綱引きをした後、その綱を石柱に巻きつけてから祭りを執り行う。綱を石柱に巻くことを「服を着せる」といい、村全体の福を祈り農事の豊穣を願う念願が込められた意味で、信仰物を人格化することによって石柱を洞祭の主神として奉っていることを示している。石柱も石長丞もともに昔の姿をよく留めており、村の信仰を示す民俗文化遺産としての価値がある。