
三国時代
チョッセム地区
慶尚北道慶州市皇吾洞 太宗路788
地図で見る場所紹介
大陵苑(テヌンウォン)の東側に位置する皇吾里古墳群(皇吾洞・皇南洞・仁旺洞)一帯を指すチョッセム地区は、4~6世紀の新羅王族と貴族の集団墓域で、総面積は約38万4,000㎡に及ぶ、韓国を代表する新羅王族・貴族の遺物発掘地である。1960年代以降、この地に民家が立ち並び、古墳遺跡の毀損が深刻化したことから、文化財庁と慶州市は古墳群の発掘のためにこの地域の民家や私有地などを買い上げた後、2007年から発掘を始めた。ここでは新羅の積石木槨墳や石槨墓、甕棺墓など150基余りの墓が大量に発掘され、金製の耳飾り、金銅、馬鞍など3,000点余りの遺物も発掘された。2009年、皇吾洞の新羅貴族の墓から、5世紀頃に将帥が着用したものと推定される札甲(うろこ状の鎧)と、馬の胴に着せた保護具である馬甲が発掘されたが、この札甲は完全な形を備えた東アジア初の出土品という意義を持つ。発掘中の古墳を間近で見たり、地域から出土した遺物をさらに詳しく知りたい場合は、近隣の『チョッセム遺跡発掘館』の訪問をおすすめする。