
三国時代
公州西穴寺址
忠清南道公州市熊津洞시어골2길96-44
地図で見る場所紹介
公州西穴寺址(コンジュ・ソヒョルサジ)は、熊津洞(ウンジンドン)にそびえ立つ望月山(マンウォルサン)の東側に位置する古い寺跡である。ここで発見された瓦に『西穴寺』と記されており、百済の典型的な蓮花文の瓦当や、統一新羅・高麗時代の各種瓦類、石塔部材、礎石が発見されたことから、百済の時代に建てられた寺と推定される。西穴寺址は緩やかに傾斜した畑を3段階に分け、石垣を積んで建てられたものとみられる。調査された内容によれば、仏道を修めた場所の配置が地形とは関係なく南を向いて、塔、仏堂とともに直線上に置かれていたことが分かる。この寺跡と関連のある石窟寺院は、自然の洞窟を利用して僧侶の修道場としたもので、大きさは長さ8m、高さ4.5m、幅17mの規模である。北側の壁には仏像を安置していたとみられる層台がある。ここで発見された3体の石造仏像から推し量って、統一新羅時代に建て直されたものとみられる。西穴寺址の石窟は、石窟内に仏像を安置する石窟寺院の手法を百済が南朝から導入したであろうという当時の状況を推測させる。こうした価値が認められ、1982年12月31日に忠清南道記念物に指定された。