
三国時代
奉化北知里磨崖如来坐像
慶尚北道奉化郡物野面文殊路 449-66
地図で見る場所紹介
奉化北枝里(ボンファ・ブクチリ)磨崖如来坐像は、自然の岩壁を掘って仏像が納まる巨大な部屋のような空間を造り、その中に高さ4.3mの磨崖仏を非常に浮き上がるように刻んだものである。広く大きな顔は量感が豊かで、全面に微笑をたたえており、迫力のある姿を見せている。肩はやや縮こまったようだが体躯は堂々としており、両肩にかけてまとった衣は胸でU字形の太いひだをなしながら両腕を経て長く垂れ、仏像が座っている台座まで覆っている。手の形は右手を胸に上げ、左手を膝に下ろした姿で大きく表現され、仏像の荘重な趣を添えている。仏像の後ろの光背は頭光と身光に区分され、随所に小さな仏を表し、頭光の中心には精巧な蓮花文を刻んでいる。仏像を作った時期は、顔や身体に表現された柔らかな姿などを考慮すると7世紀後半と推定され、栄州可興洞磨崖如来三尊像および如来坐像(宝物)とともに、この時期の栄州・奉化一帯の仏像様式を代表する作品として、新羅仏教彫刻史に巨大な足跡を残している。