
南北国時代(統一新羅・渤海)
牙山 坪村里 石造薬師如来立像
忠清南道牙山市松岳面坪村길50번길147-20
地図で見る場所紹介
牙山坪村里石造薬師如来立像は牙山市街地南部の龍潭寺境内に保存されている仏像である。この大柄の石仏立像は花崗岩を加工して作った高麗初期の代表的な장육仏像(1丈6尺)で、統一新羅様式と高麗様式が混在している。上体が短く下体が長いやや不均衡な姿だが、顔と衣の褶の優れた彫刻技術のおかげで美的に優れている。特に端雅な顔、あか抜けた目鼻立ち、穏やかな微笑みなどはこの時期独特の仏像様式の特徴をよく示している。このような点は仏像の体格が直方形で平面的だが手や腕、肩と脚の形態を巧みに表現した点、衣の褶を描いた流麗な技巧などにもよく現れている。また線が波打ちながらも幾何学的な左右対称をよく守っている。そして両手を胸前に合わせて薬合(薬器)を持っている姿は衆生が患っている心身のあらゆる病魔を除いてくださる慈悲深い薬師如来の姿をよく表している。