
南北国時代(統一新羅・渤海)
自鳴寺(益山)
全羅北道益山市龍安面乙洞길76-12
地図で見る場所紹介
自鳴寺は全羅北道益山市龍安面の遇述山にある小さな山寺で、比丘尼の修行精進道場である。1943年に僧侶の真明が自鳴寺を重建し、1944年に寺の東側入口に立てた事跡碑によれば、自鳴寺は新羅時代の678年(文武王18)に僧侶・禅説が創建したもので、当時の名前は雌雄寺という名称だったという。以降の沿革は伝わるものがなく、その後の朝鮮時代に龍安邑の権勢家・閔仁栽が雌雄寺から牛の鳴き声が邑内まで響く夢を見て奇異に思い、절の名を自鳴寺に改めたと言い伝えられている。現在、寺院境内に新羅時代の遺物は伝わらないが、周辺で発見される瓦・土器片などが長い歴史を持つ古刹であることを証明している。自鳴寺境内には大雄殿を中心に三聖閣と梵鐘閣があり、そのほか寮舎采2棟と双獅子石燈などがある。大雄殿は正面3間・側面2間の八作屋根建物で益山市郷土遺跡に指定された自鳴寺大雄殿木造如来坐像が奉安されている。